株式会社ミューズ 様
- チームビルディング
- 人材育成
- 商品開発
ミューズさまから依頼されたのは「新事業となる新商品開発のコンサルティング」。
しかし、ヒアリングを実施する中で、真の課題が見えてきました。
チームビルディングやブレストを繰り返しながら、発見した課題を解決し、ミューズさまの未来を創る準備を進めた事例となりました。
「創業から60年間、ミューズは画材用紙のサプライヤーとして走り続けてきました。しかし昨今、紙の需要は減少傾向。新しい事業の柱となる新商品の開発が必要だと感じていました。ただ、弊社には商品開発のノウハウがない。そこでコンサルティングを、とモノトライブに声をかけました」
そう話すのは新商品開発チームのメンバーである香田俊明さま。依頼の理由について「コーポレートサイト制作時の提案がよかった。なにより、同じ目線で話し合えると感じたのが決め手になった」と話してくださいました。
依頼を受け、阿部は山田篤社長にヒアリングを実施。社長さまの期待やねらいをお聞きしました。社長さまからは「新商品開発を通して、社員たちが未来を見すえて意見や考えを発信できるようになってほしい」という声が。
プロジェクトチームは、様々な部署から集まった20~40代のメンバーで構成されていました。業務や職場環境について聴くと
「お互い名前は知っているが、しっかりと話したことはない」
「それぞれの業務内容について詳しくは知らない」
といった社内の実態が浮き彫りに。
情報を分析・整理し分類を進めると
「社内体制ができあがっていて、変革を起こしにくい雰囲気がある」
「意見を求められる・発言するという習慣がない」
という課題が根底にあることがわかりました。
山田社長や香田さまが理想とする「未来の姿」を実現するためには、
「一人ひとりが『ミューズの未来を担う』という自覚を持ち、積極的に考働する習慣をつける」
ことが必要だとわかりました。
阿部の方針は、「お互いを知り、会社のことを知り、その上でアイデアを出し合う。そのアイデアについて全員が考え、意見を言う。そのプロセスを何度も繰り返す」というもの。
「新商品開発を通して会社の現状と未来を“我がこと”と捉える」
「発想・発言の方法やその影響を知り、自分の存在意義を感じてもらう」
ということを目指しました。
阿部が重視したのは5点。
メンバーからは会を重ねるごとに意見が出るようになり、最後には業界や業種にとらわれない商品アイデアが飛びだすように。またツールやデータを活用し、多角的な視点から考えられたアイデアも出るようになりました。
2年間のプロジェクトは、残念ながら商品を生みだすという結果にはなりませんでした。
「それでも、自分たちのアイデアが少しずつカタチになり、商品に近づく実感はとても楽しいものでしたね。様々な視点、切り口を身につけられたと感じています。」と香田さま。
社内向けのプレゼンでは、役員から「伝わりやすく変わった。上達した」と褒められることもあったそうです。また、広い視野でマーケットを分析して新たな業態に画材用紙を売り込むことで販路開拓もできたとのこと。プロジェクトを通して、香田さまはじめメンバーの心に火を点けることができたようです。
この火をミューズ全体に広げ、よりよい未来を創っていきたい。
プロジェクトメンバーが集まって食事に行くと、いつかはオリジナルの商品開発に、
またモノトライブとチャレンジしたい、といつも話しています。
香田さまはそう話してくださいました。
全国画材商、都内近県学校教材納入業者官庁、会社、及び個人を対象として美術用紙、デザイン用紙、製図用紙、教材用紙及びその加工品の専門卸売業。
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