発想の近似値が興味に転換した
「新しい可能性に気づく。思い描いていたアイデアが、加速度的に形を成していく」
モノトライブと出会ってからの時間を、徳永さまはそう振り返る。お米とデザイン。一見すると関係のなさそうな2つの要素が出会うことで、様々な化学反応が現在進行形で起きている。

インセンティブショーで、阿部が『オコメール』の前身『スマートライス』に出会ったのが始まりとなった。「お米を手軽に郵便で贈る」というコンセプトに魅せられた阿部は、スマートライスを翌年の年賀状に使った。
「お米を送るという発想に驚いていた阿部さんも、すぐに『お米を贈られてイヤな顔をする人はいない。なんでいままでなかったんだろう』と言ってくれた。それは私の発想と同じ。そこにデザイン性をプラスして、年賀状にされた。これは刺激でした」
と徳永さまは振り返る。自分と似た発想を持つデザイン会社に対して俄然興味が湧き、「共に何かできないだろうか」と考えるように。その思いをモノトライブに打ち明けると、モノトライブは提案で応えたのだ。
それが、100デザインだった。