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画材、使ってみた #2 ~竹ペンの他にはない描き味

ブログ担当:板垣 央(エンジニア/イラストレーター)

こんにちは、ハカセこと板垣です!

いろいろな画材を紹介する私のブログ、第2回目は「竹ペン」で行きたいと思います!


竹ペンってどんなもの?
竹ペン、聞いたことある人、いるでしょうか?

もしかしたら、正式名称は別にあるのかもしれませんが、「本物の竹」を使って作られたペンのことです。
普通の画材屋さんには売ってないので、あまりメジャーな画材ではないと思います。

私の持っている竹ペンは、こんな感じ。

竹の先を削って尖らせて作られています。
画材屋さんではなく、雑貨屋で見つけて買いました。包装には、制作された方の名前が書いてあったのですが、何年も前に捨ててしまったので、もうわかりません。ちょっと後悔……。

先端が黒くなっていますが、もちろん買ったときからこうだったわけではありません。
竹は繊維にインクが染み込んでしまうので拭いても黒さが残ります。使い込んでいくと表情が変わる画材だといえます。
コレクター心をくすぐりますね……!

太さが3種類ありますが、線の太さは、ペン先そのものの太さよりも、「ペン先につけたインクの量」に左右されます。
だから、何本も揃えているのは、太さの違う線を描くためというよりは、コレクター欲に負けたからですね!
この3本が並んで売られてたら、とりあえず買っちゃうでしょ。

たぶん、適当な木の棒を削って自作することもできてしまうと思います。やったことはありませんが。


竹ペンってこんな描き味
さっそくですが、描き味をご覧いただきましょう。
今回、動画で撮影してみました。


いかがでしょう……?

竹ペンは、「コントロールが全然効かない」ところに魅力があると感じています。
保水力が全然ないので、インクにつけてもちょっと描いたらすぐにカスれてしまいますし、逆に、インクを保持してくれないので、紙にペン先を置いた瞬間、ドバっとインクが落ちます。
どれくらい描けて、どのあたりでカスれるのか。
描いている本人にも予測が付きません。

当然、精密な絵を描くには、全く向いていない画材です。
最大限に活かすべきは、その「味」です。


この風景画、何かを見て描いたわけじゃなくて、適当に、なんとな~く、ペン先を縦横に走らせただけです。
なんか、異国のスケッチっぽくないですか?
こういう、なんとなくの「雰囲気」がついちゃうのが特徴です。

私が竹ペンを使う時は、この
「コントロールの効かない感じ」
をより演出するために、敢えてペン軸のおしりの方を持ったりします。

たとえばこの動画、指先が画面に映らないのは、ペン軸のおしりの方を持っているからです。


お分かりでしょうか?
なんだかペンの運びがおぼつかないと感じるかもしれませんが、それが「狙い」です。
普通のペンで描いたら、むしろちょっと下手な感じになりかねないのですが、竹ペンで描くと、不思議と「味のある絵」になるんですよねぇ。

ちなみにこのインク瓶を描きました。
使ったインクもこのインクです。


「味のある絵」は難しい
よく絵画を評価する際に「味がある」という表現を使います。
この「味」ってなんでしょう?
どんなものが「味がある」のか、はっきりと基準を説明できる人は、おそらくいないのではないでしょうか。
敢えて別の言葉に置き換えるなら、「タッチの個性」なのかもしれません。

自分の描くイラストに「味」がないと悩んでいる人が、ムリヤリ自分の「味」を作り出すことは、とても難しい。狙って出せるものではないからです。
でも、それなら逆に、「狙って出せない線」を描けば「味」が出るのでは?
インクの量が制御できない画材で、ペン軸のおしりを持って線をわざとフラフラさせながら描く。そんなふうに、ヘンなふうに描けちゃう描き方をすると、「味」が生まれてしまう、んです。
あまりイラストが得意ではない人も、敢えて思い通りにいかない画材を使うと、なんか「プロっぽい」イラストが描けちゃったりします。


これ、ただ立方体を積んであるだけの絵ですけど……なんか、適度に線がヨレてる感じが「狙ってわざとやってる感」があって、いい雰囲気だと思いません?
わざとじゃないんですけどね。
ペン軸のおしりを持って描いたら、なんかこんなんなっちゃっただけです。


ときどき「額に飾ったら売れちゃいそう」と、自分自信を騙せるような絵が描けるとびっくりしますよ。
お試しあれ!

この記事を書いたのは

ENGINEER, ILLUSTRATOR

板垣 央(いたがき なか)

コードもイラストも。 かくことにはかかせません。
使用しているのはHTML/CSS/JS/PHPなどで、主にフロントエンドを担当。
美大出身・10年以上のデザイナー経験を活かして、デザインチームのサポートも行っています。
なかでもイラストは得意分野。精密なイラストから水墨画、水彩、マンガのイラストまで、業務・趣味問わずいろいろ描いています。
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