こんにちは!
アートディレクター / デザイナーのスティーブです。
今日は個人活動の告知も兼ねて、宣伝です。
超人連載をお休みいたします!
年に一度様々な分野のクリエイターたちが “仮面” を制作する「幡ヶ谷仮面展」という展示があります。
(もともと幡ヶ谷で開催していたのでこういう名前ですが、今年から会場が変わり、代々木上原での開催です)
展示には造形の第一線で活躍する造形師さんも多くいるので、非常にクオリティーが高く、展示会場の壁面にたくさんの仮面がずらっと並ぶ様は圧巻です!!!
仮面というジャンルに絞っても、とってもいろいろな発想や世界観があり、非常にわくわくします。
造形はビギナーながら私も参加させていただいており、今年で4回目の開催です。
今回のブログではタイムリーだったので、制作した仮面の制作過程を披露できればと思います。
ブログの最後に展示の詳細情報を掲載していますので、みていただけたら嬉しいです!
デザインモチーフを決める
まず、今回何をモチーフにするか、またまた悩んでいました。
ただただ日々の生活の中できっかけを求めます。
作家ビューモードと名付けて、なんとなくカッコよく楽しみます(笑
ある日、長年履いた靴がきつくなって、そろそろ捨てようかと考えていました。
最近はSDGsを筆頭に、ゴミ問題、資源の再利用やエコロジーなどの言葉が耳に毎日のように入ってきます。
この靴を利用した仮面を作れないか!?と考えました。
銘柄はコンバースなのですが、捨てられてしまう靴に魂が宿り、まだまだ会話したいというような慟哭を表現した仮面を制作できないかと考え、タイトルを「conversation(対話)」としました。
はい!ダジャレです(笑
アイデアのベースが確定しました!
何で造形するか
靴と紙粘土で造形します。
CAN★DOで売っている「軽い紙粘土」。これ、神です。
けっこうな大きさのものが100円で買える上に、「軽さ」「湿度」「変形しやすさ」がすごーーくやりやすいのです!
ぜひ一度触ってみて欲しいです。
これを使って造形を進めていきます。
コンバースの靴からどういう造形をしたら面白くなるか…。
一般的な単語かどうかは分かりませんが、紐の下に敷かれる「ベロ」ってありますよね?
あれを実際に顔のベロにしてしまおうと考えました。
ベロを利用するので、口と鼻を造形していきます。
少しリアルな方が慟哭が表現できるかなと思い、作業をどんどん進めます。
文章が長くなってしまいますので、以降写真とともにお楽しみください!
靴の中に紙粘土を敷き詰めていきます
口と鼻ができてきました
目も作ってしまいます。
目にチカラと、リアリティーを持たせたかったので、付け睫を購入しました。
乾き切って硬くなった粘土をシルバーに着彩します。靴のベロがいい感じにベロになっています(笑
エメラルドのようなチカラの強い目に。慟哭を感じさせるために白目を少し充血させます。
より目にチカラを持たせたいので、レジンで艶を出し、涙目を表現して完成です!!!
靴紐につながった目は片方取れるような仕様にしてみました(笑
作品名「conversation(対話)」
感想、、、こわっ!!!!。。。
仮面展は代々木上原で今週末から開催していますので、お近くにお越しの方はぜひ立ち寄ってみていただけたらと思います!
なんども言いますが、他の作家さんたちのクオリティーは半端ではなく、とても面白いですよ!
仮面は購入できるものもあります。入場は無料ですし、おすすめです!
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開催概要
第四回 幡ヶ谷仮面展
https://hatagaya-kamen.tokyo/
会期:2021/10/23(土)~ 11/6(土)
※10月23日は11時00分~21時
10月24日以降の開催時間は政府・東京都のコロナ対策の方針が決定次第、告知いたします。
(新型コロナ対策により期間自体も変更される可能性があります。今後も公式サイトで営業をご確認・ご協力をお願いいたします。)
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この記事を書いたのは
ART DIRECTOR, DESIGNER
河合 慶之
ほんのひと匙のお砂糖のようなデザインを
ほんのひと匙のお砂糖があるだけで
苦い薬も飲めるのよ
ほんのひと匙のお砂糖があるだけで
苦い薬も 簡単に飲める
なんとも愉快な方法で
(メリー・ポピンズ)
そんなひと匙のお砂糖のようなデザインを目指しています。
でも、コーヒーはブラックと決めています。
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