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画材、使ってみた#10~ガラスペンと水筆で描く~

ブログ担当:板垣 央(ENGINEER,ILLUSTRATOR)

はい!
ハカセこと板垣です。

今回はガラスペンの3回目です。

前回、ガラスペンでイラストを描いた際に、部分的に筆を使ってみました。
しかし、ちょっと「おっかなびっくり」というか……あんまり効果的に使えていなかった気がします。
そのリベンジというか、今回はきっちり筆も活用していきたいな、と。

 

水筆ってなんだ?
まず今回、新たに購入した画材はこちらです。

こちらは、「水筆」というものです。

軸の部分が空洞になっていて、スポイトの要領で中に水を吸い込んでおけば、穂先から常に水が供給される、というもの。
たとえば「水彩色鉛筆」とか、今回のような「ガラスペン」とか、一度描いた絵の上に、水を塗って溶かすような画材には最適です。

 

こうやって水を吸い、

穂先を装着して、

軸を押して、穂先から水を出します。

こんなふうにガラスペンで絵を描き……

あとからこの水筆で塗ると、こんなふうに。

こんな感じになります。

描いたラインの上から、水筆で塗って水彩のようにインクを溶かすだけではなくて、水筆で描いたあと、さらに上からラインを重ねて描いたりしています。
そのラインをさらに水筆で溶かしたりして、「描く → 溶かす → 描く」を繰り返し、ちょうどいい塩梅を探していくわけですね。

 

インクも買いました
今回、新たにインクも追加で購入しました!

もともと、青っぽいインクばかりで、暖色系の色を持っていなかったので、赤・黃系統のインクを3色購入。

 

こちらは、「iroshizuku」シリーズから、「冬柿(ふゆがき)」。
オレンジ系の色。

 

こちらは、「京の音」シリーズから、「今様色(いまよういろ)」。
パープル系の色。

 

そして、こちらは伊東屋オリジナルで「Cognac orage(コニャックオレンジ)」。
ちょっと分かりにくいですが、イエロー系の色になります。

横浜元町の伊東屋さん限定で、面白い試みをしています。

既存のインクをブレンドした、新しく作ったカラーのラインナップを用意。
そのラインナップの中から、好きなものを指定すると、その場でレシピ通りに調色して作ってくれる、というサービスです。

バーテンがカクテルを作ってくれるような雰囲気なのが、面白い!

あらかじめ用意されたカラーの中から選ぶので、「自分の好きな色」を自由に作ってもらえるわけではありません。
が、ラインナップがいっぱいあるのと、定期的に新色が追加されているらしいので、新しい色に出会えるかも!
お住まいが近い人は、行ってみるといいかも知れません。

ちなみに私は見本を見て、このコニャックオレンジにひと目で惚れてしまい、他の色をろくに見もせずに一択で注文してしまいました。
次に行くときには、時間を掛けて他の色も吟味してみたいですね。

 

絵を描く
さて、ではイラストを描いていこうと思います。

まずは、どんなイラストにするか、イメージを固めます。
今回は水彩っぽい雰囲気も出したいので、柔らかなモチーフにしたい。
でも、木とか水とかばっかり描いてても……なので、今回は、街なかの小さなお店を描こうと思います。

ちなみに、こちらはどこかの店舗を描いたっていうわけではなくて、空想の産物です。
いい感じに暖色とかを使って、温かい雰囲気にできれば……と、思っているのですが。

 

まず、ガラスペンです。

パーツごとに色を変えていきます。

さきほども書きましたが、筆とペンを交互に重ねていくので、パーツごとにある程度、進めていってしまいます。

途中でバランスが狂っちゃうと、取り返しがつかない……ですが、そこは、フリーハンドの修正力に期待。
こういうとき、モチーフがあると、形を崩すわけにいかないので難儀する気がしますが、今回は妄想の産物なので、どういじっちゃってもいい。
そういう意味では、気はラクです。

 

端から順に進めていきます。

あらかじめ水筆で濡らしたところにガラスペンでラインを描くと、その場で溶けていきます。
その効果が面白いのですが、溶かさずにしっかり描きたい部分もある。
ということで、一度時間を空けて、イラストを乾かしてから、さらに重ねて描いていきます。

 

通して描いている様子は、こちらをご覧ください。

 

完成です
こんなかんじに、なりました!

アナログのイラストは、失敗できない一期一会の要素があり、同じモチーフでもう一度描けば、また全く違う絵になるでしょう。
普段の仕事はPhotoshopやIllustratorを駆使する場合が多いので、こういう「やり直し」がきかないイラストは、緊張感があってドキドキします。

まだ自分の中でも発掘中の技術で、水の分量とか、混色のやりかたとか、まだ全然うまくいっていない部分が多い、というのが正直な感想です。
でも、万年筆のインクは発色が良くて、ガラスペンと相性がいいし、筆の使い方をマスターすればきっともっといい絵が描けるようになるはず。
未来の自分を信じて精進していきたいと思います。

ガラスペンは、今後も定期的に使用していきます!
次回はまた、新しい技術を使って新しい領域に踏み込んでいければ!
お楽しみに!

 

 

前回の作品はこちら

 
 

その他の画材も扱っています!

#2「竹ペンの他にはない描き味」
#3「筆と墨」
#4「なまえペンで靴にお絵かき」

#6「スクラッチアートに挑戦」
#7「スクラッチアート・Revenge」
#8「木炭で風景を描いてみる」
#9「落ちてる枝で絵を描く」

この記事を書いたのは

ENGINEER,ILLUSTRATOR

板垣 央

コードもイラストも。 かくことにはかかせません。
使用しているのはHTML/CSS/JS/PHPなどで、主にフロントエンドを担当。
美大出身・10年以上のデザイナー経験を活かして、デザインチームのサポートも行っています。
なかでもイラストは得意分野。精密なイラストから水墨画、水彩、マンガのイラストまで、業務・趣味問わずいろいろ描いています。
イラストのご依頼もお待ちしています!

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