BLOG ブログ

画材、使ってみた#5~ガラスペンふたたび

ブログ担当:板垣 央(ENGINEER,ILLUSTRATOR)

こんにちは、ハカセこと板垣です!
今回は、初回にお届けしたガラスペンを、もう一回取り上げてみようと思います!

後藤さんに撮影してもらいました。ガラスってキレイに撮るの大変なんですよね。さすがです!
 
 
なんか、調べたところによると、初回のガラスペンのブログが、このブログ全体の中でアクセス数が一位だそうで(2021/4/15現在)。
ありがとうございます!
 
これは、やっぱり「ガラスペン」というニッチな題材が、検索キーワードとしてうまく機能してるのかなーと思います。
店頭で見かけて、どんなペンなのか気になってる人とか、買ったはいいけどどう使うのか分かんない人とかがググったりして辿り着くんですかねぇ。
 
しかし、ある程度のアクセスがある、と思うと……改めて、いろいろ書き直したい部分もありまして。
たとえば、2回め以降の記事では必ず載せている「描いてみた動画」もまだありませんでしたし、作例も、むかし描いたラクガキを撮影しただけだったりしたので、どうせならリベンジしたかったのです。
なので、改めてもう一度、ガラスペンを取り扱うことにした次第でございます。
 
 
今回はちゃんと作品を描こう
せっかくのリベンジなんで、単なる作例ではなく、ちゃんと作品を描こうと思います。
まずは、どんな作品を描きましょうかね?

ということで、アイデアをいろいろ描いてみましたが……。
 
とりあえず、今回はこれに決めました!

こういう「風の表現」とか「水の表現」とかを題材に描くのが好きです。ダイナミックな絵になるのと、あんまり深く考えなくてもそれなりに描けちゃうところとかイイっすね!
ポイントとしては、インクが複数あるので、ちょっと使い分けてみようかな、ということ。それから、万年筆用のインクを使うので、水彩のように筆も使っていきたいなと思います。多色を混色するイメージで、にじみとか美しく出ればいいなと思っていますが、こればっかりはどうなることやら。

今回使うインクは、こちらのみなさん。
 
なんか、自分の好みというか、いざ確認してみたら、青とか黒とか緑とか、暗い色のインクばっかりなんですよ。
近い色ばかりなので、多色を使い分けても、あんまりはっきりした違いが出ないかも。
ということで、急遽、赤のインクを買い足しました。
ちなみに、ただの製図用インクなんですが、こういう安いインクでもうまくいってくれるか試したいってのもあります。
 
 
と、いうことで、さっそく描いていきたいと思います!

筆を使っているところは、まずガラスペンでラインを引いてから、水を塗ってそれをにじませて、さらにその上にインクを落としていく感じです。
水性インクなので、水に溶け出してにじむわけですね。
ラインを水で溶かすだけだと、(描き込みの量にもよりますが)インク量が少なくて薄い色になるので、そこに追っかけてインクを足していく、ということです。
ガラスペンで表情を足すと深みが出ますね。
 
 
ちなみに、過去の作品で、ガラスペンのみでベタ面を塗ったものがこちらになります。

こう……なんというか……やっぱり、筆致が見えてしまうんですよね。紙との相性かもしれませんが。はじめから想定しておけば、また違うかもしれませんが、なかなかあまり美しい表現にならない。
万年筆用インクは水性で美しく伸びるので、水彩の混色に向いています。事前に試したことがあったわけじゃないんですが、まぁまぁ、うまくいったような気がします。ここ、もっとやりようがある気はするので、練習あるのみですね。
 
 
ということで、完成した作品はこちらです!

世界を滅ぼす嵐に挑むたった一隻の飛行艇……というイメージですね。
どうでしょう?
 
 
まとめです
ガラスペン、やっぱり好きですねぇ。
インクの伸び方がキモチイイ。
 
でも改めて完成品を見ると、ちょっと「普通のペン」として使いすぎたかなって気もします。
ガラスペンらしい、ちょっと寝かせ方を変えたりして太さに変化をつける描き方とか、そういうテクニックをなんにも使ってないですね。
ガラスペンの魅力を引き出す表現には、まだまだ、いろいろな幅があると思うので、改めて三回目のチャレンジを、そのうち、いつか、やるかも知れません(やらないかも知れません)。
 
あと、もっと大きい作品も描いてみたいな、と思いましたね。
ちょっと行きあたりばったりに描きすぎた気もしなくもないので、次に描くときは、もうちょいしっかりと全体の構想を設計して、きちんと下描きして臨みたいと思います。
 
とはいえ、やっぱりアナログで絵を描くのは楽しいですね!
デジタルでばっかり描いているとつまらなくなってしまうので、これからもいろんな画材を試していきたいと思います!
 
 

ガラスペンの作品はこちら

#1「ガラスペンって美しい!」

#10「ガラスペンと水筆で描く」

 
 

その他の画材も扱っています!

#2「竹ペンの他にはない描き味」
#3「筆と墨」
#4「なまえペンで靴にお絵かき」

#6「スクラッチアートに挑戦」
#7「スクラッチアート・Revenge」
#8「木炭で風景を描いてみる」
#9「落ちてる枝で絵を描く」

この記事を書いたのは

ENGINEER,ILLUSTRATOR

板垣 央

コードもイラストも。 かくことにはかかせません。
使用しているのはHTML/CSS/JS/PHPなどで、主にフロントエンドを担当。
美大出身・10年以上のデザイナー経験を活かして、デザインチームのサポートも行っています。
なかでもイラストは得意分野。精密なイラストから水墨画、水彩、マンガのイラストまで、業務・趣味問わずいろいろ描いています。
イラストのご依頼もお待ちしています!

板垣 央の他のブログはこちら

板垣 央の実績はこちら

CONTACT

閉じる

お問い合わせ

Let's
03-3555-7760 受付時間は平日11:00~20:00まで

お電話

御社名

{{companyerr}}

ご担当者名

{{nameerr}}

メールアドレス

{{mailerr}}

お電話番号

※差し支えなければご記入ください。担当者から折り返しお電話いたします。

お問い合わせ内容

{{bodyerr}}

モノトライブをどこで知りましたか?

PAGE TOP