こんにちは。エディこと小枝です。
ことの発端は、新しいリビングボードが我が家に来たことです。
「ここに…絵を飾りたい…」
「せっかくリノベーションして作った家だから、絵もオリジナルのものがいいなあ…」
「だがしかし、私には…絵心がない…っ!!」
そうなのです。
私、職業柄『デザイナー』と名乗らせていただいておりますが、
絵心というものは持ちあわせておりません。
じゃあ、どうする?
諦めるのか?
いいえ。諦めません。
季節は芸術の秋。どうしても、なにかを作りたい!
そして私には、この課題と要望を解決する策がすでにヒラメいているのです。
なんなら、リビングボードが先かその策が先か、くらいにやりたいことのひとつでした。
『フルイドアート』にチャレンジ!
以前、帽子をリメイクするブログを書きましたが、
その時に使った技法にもちょっと似ている『フルイドアート』に、今回はチャレンジしてみようと思います。
『フルイドアート』は、かんたんに言うと
アクリル絵の具を使ってマーブル模様をつくっていくアートです。
絵の具の流れる『偶然性』が、二度と再現できない唯一無二の作品をつくるので
キャンバスに絵の具を落としてから乾くまで完成が見えないワクワクと
どんな色を組み合わせてマーブル模様をつくるか、色のセンスが問われるという部分に
とっても興味をもっていて、前からやってみたかったのです。
「絵が描けない私でも、これならいい感じにできるのでは?!」と期待も高まります。
界隈ではめちゃめちゃ人気があった技法なので
知っている方からしたら「今?!」って思うかもですが…
いいんです。前回の帽子の時だって、ひとブーム去ったくらいにやってますから。
小枝はワンテンポ遅いってことにしてください(笑)
さっそく作っていきます
準備するものは、
・キャンバス
・アクリル絵の具
・ポーリングメディウム(絵の具同士が混ざり合わないようにするもの)
・水
・紙コップ、透明コップ
・割り箸(絵の具をまぜられるもの)
あとは、部屋や手が汚れないようにセットして、
いざ、スタートです。
ブルーシートとゴミ袋で徹底的にガード(笑)
色を調合して好きな色を作ります
この時、何色のマーブルにするかも、なんとなーくイメージしながら
色合いとメディウムを調合して、適正な粘度になるまでひたすらまぜまぜまぜまぜ…
色がすべて準備できたら、
透明のカップにうつして合わせます。
そそぐ順番、一度にそそぐ量でも、マーブルの柄は変わるので
こんな感じかな?とイメージしながらそそいでいきます
さあ、お楽しみの瞬間
ついに、キャンバスに色を流していく作業です。
流し方は色々ありますが、今回はある程度マーブルの具合を意識しながら垂らしていくことにしました。
色が流れやすいように、ホワイトの下地を塗ってあります
キャンバスの上に流れた絵の具を、
感覚のままに動かして、全体的にいきわたるように動かします
そうすると…
こんな感じの柄に完成しました。
ある程度、気に入った柄になったら、それ以上は動かさないようにして定着させます
ついに飾る時がキタ…!
3日ほど放置したら、完全に乾いたようなので
念願の壁に飾る時がやってきました。
ぱぱーーん!
パートナーも一緒に作ったので、並べて飾りました
めっちゃいい感じじゃないですかあ〜
絵心のない私でも、それっぽく仕上がりましたよ^^
一応、テーマは私の大好きな「和菓子」です。
抹茶ぽいのとか、あずきのような色があるでしょう?
パートナーの作品と並べてみて、
2人で同じアクリル絵の具のラインナップから作っているのに
マーブルの色の表現にこんなに差が出るのかあ〜と感心。
柄の出方もぜんぜん違いますね!
「芸術の秋」とかこつけて始めたフルイドアートですが、
お気に入りの我が家に、お気に入りの手づくりアートを飾ることができて大満足の結果になりました。
完全に味をしめたので、今後いくつも生み出しそうな予感!
おわり
この記事を書いたのは
DESIGNER
小枝 沙織
小技をきかす小枝です。
生活にかかわるすべてのモノコトに対してていねいに。
日本のおだし文化で育ったからこそ、
見えない素材も大切にかんじ、ゆっくりじっくり表現します。
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