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「部屋」は人柄を表す大事な要素

ブログ担当:小枝 沙織(DESIGNER)

こんにちは。
エディこと小枝です。
モノトライブでデザイナーをやってます。
今回は、私が生活の中でもっとも意識している「部屋」について語りたいと思います。

 

「部屋の乱れは心の乱れ」

“住環境はその人自身の内面を赤裸々に見せてしまう”と捉えています。
「部屋」という言葉には、間取り・立地・環境が含まれていて、そのすべてがその人自身を構成する要素であり、内面を映し出す鏡です。

好きなもの、あると落ち着くもの、コレクション、貰い物、捨てたいけど面倒で置きっぱなしにしているもの、思い出の物、誰かの忘れ物…
書き出せば止まらないほどいろいろな要素で部屋は構成されています。

高価なものが置いてあるからセレブな部屋とも限らないし、
量産品で構成されていたらチープになってしまうのかというと、そんなこともありません。

どうしてそれを選んだのか、なぜそこに置いているのか。

実は部屋にあるもの、そのひとつ一つの置く場所、置いてあるもの、すべてに理由があって、たとえインテリアに興味が無い人であっても部屋にあるもの、置いたものによって自分の内面や構成する要素として影響していくことになるのです。

私にとっての居心地の良い部屋とは?

私は、模様替えが好きで、子どもの頃からしょっちゅう夜中に思い立っては机やらベッドやらバタバタと移動させ、家族に怒られていました。

いま、1人暮らしを始めて10年になります。
1年ほど前に引っ越した家は、私の模様替え衝動がやっと落ち着いて、帰宅するたびに「いいねえ〜」と毎日のように自画自賛しています。

私のお気に入りスポット

フットスイッチを踏めば、各所の間接照明が一気に点灯する仕組みにしています。
“仕組み”なんてかっこよくいってますが、電源タップを駆使して照明たちのスイッチを一ヶ所に集めただけです(笑)

昼間は自然光で過ごすのが好きなので、天井照明はほとんど使いません。
夜は映画を観ていることが多く、リビングはシアタールームを意識した灯りづくりにしています。

 

先ほど「模様替え衝動が落ち着いて」と書きましたが、
やっと気づいたのです。「好き」でやっていると思っていた模様替え、実は収まりが悪くて繰り返していただけだったのだと。

「自分はなにが苦手で、どうなりたくないのか」ということに気付いてからはとても安定しています。
私の思考は基本的に「〜したい」からではなく「〜したくない」から始まります。そのポイントを押さえてレイアウトしたり小物を揃えることで、満たされて落ち着く部屋ができました。

 

前に暮らしていた部屋は、昼間に家にいることはほとんどなく、寝に帰るような生活だったので、今よりもっと夜の時間をメインに考えた暗めの雰囲気にしてました。

こんな感じ。部屋全体の光量が段違い

当時はまだ模様替えも頻繁にしていたので
家具はベッドくらいしか買っていなくて、あとはカラーボックスと板を駆使して、棚にしてみたりデスクにしてみたり、組み換えて自由に使っていました。
(これは、別の回のブログでまた語らせてください笑)

 

生活や好みが年々固まってくることで、自分に必要な要素を的確に選択でき、
収まりが悪くソワソワしていた頃から比べると大満足しています。

今の部屋は、“見せたい自分像”にも近づきつつあります。
過去に住んでいた部屋のことを思い出すと、当時の心境や好きだったモノ、こだわっていたコトが一気にあふれだしてきます。
「部屋」は私にとっての自己表現の一部です。

 

映像作品から見るキャラクター像

「部屋」はその人自身を表す鏡であり、表現の一部という話をしてきましたが、
映画やドラマに登場するキャラクターたちの演出においても、「部屋」は重要なポイントになっているのでは?と思って見ています。
表現者として人前に出ることが多い芸能人やアーティストなんかのお部屋というのは、その人自身のキャラクターが見えてとても面白いです。

そんな視点で見たときの、個人的に印象的だった「部屋」たちをご紹介します。

▼ドラマ部門
「サイレーン」
http://www.moae.jp/comic/matsuzakatori_sirendiary/2

菜々緒の悪女役が話題になったドラマ。
松坂桃李さん演じる主人公の里見が、彼女と同棲している部屋です。
里見は推理小説を読むことが好きなこともあり、目の前におこった事件に対して推理能力を働かせて解決に近づけることが物語の重要な要素となります。
そんな里見の暮らす部屋は、書斎を個室にしていて、リビングとベッドルームは一部屋にまとめています。
ワンルームでもないのに、リビングとベッドルームが一緒というのは思い切っていて、小説を読む時間を大切にしている里見のキャラクターがより濃く出ています。
かたや菜々緒の演じる悪役の橘カラは、橘カラ自身の本当の意味での部屋は出てきません。
橘カラの生い立ちや人間性がこのドラマのキモとなるため、暮らしが見えずミステリアス感が増して絶対悪女が貫かれていたのも良かったです。
菜々緒の悪女っぷりが気持ち良い作品でもありますが、ぜひお部屋にも注目して見ていただくのもおすすめです!

 

▼映画部門
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
https://youtu.be/g6tu93u44Sw

これは…ジョン・ファヴロー演じる主人公のカールの部屋が…
もう…それは料理人やん!と、かなり割り切った部屋で本当に好き。
もはやただの厨房(敬意を込めて)
カールが単身でいる理由や、仕事に向き合う姿勢、性格などが部屋の雰囲気にしっかり表現されています。
恋人に振る舞う無駄にセクシーなパスタとか、息子に朝ごはんで作ってあげるチーズサンドがめちゃめちゃ美味しそう。
作中のキーとなるキューバサンドも本当に美味しそう。
まんまと影響されて、家でせっせと再現したりもしました。

 

▼クリエイター部門
「VOUGE JAPAN 西加奈子さんのインタビュー」
https://youtu.be/4L5fmUSCLfA

一言。憧れる、こういう家!
あー絶対に作家さんですよね、そうですよね。という雰囲気づくり。
なのに、仕事場と安らぎがキチンと共存したインテリア。
ガチガチに仕事関係のものが置かれていると、特におうち仕事の人なんかは疲れちゃうだろうけど、仕事がインテリアの一部になってる。素敵。
西さんはインタビューでも、「このスペースはこうすれば休むしかない!」「この香りは、仕事モードになる!」など、スペースに生活と仕事の理由をキチンとつけて暮らしているように感じられます。
私の生活にも色々と影響を与えてくれたインタビュー動画でした。
最近では、リモートワークで家にいる時間が増えた方もいると思うので、生活と仕事のスペースについては参考になるのでは?(いや、おしゃれすぎかな笑)

 

▼youtuber部門
「家賃の安い部屋」
https://youtu.be/du3P3MW_9_4

心霊スポット巡りをする『ゾゾゾ』というチャンネルを運営している集団の、サブチャンネル。
メインに引けを取らず、構成や編集のクオリティが高く、チャンネル登録して更新を楽しみにしています。
「家賃の安い部屋」では、メンバーの実際の住まいを撮影部屋にして、投稿者からのお手紙を読んだり心霊写真を紹介しています。
もはやyoutuberあるあるな気がする、パーソナリティの不祥事(浮気騒動)により、代わりに番組ディレクター「皆口くん」のお部屋で撮影することになったのですが、本題はそのお部屋です。
番組構成や進行から垣間見える皆口くんの頭脳派な雰囲気と、合間に織り交ぜる無理のないお笑いの一面が番組のテーマを崩さず程よい雰囲気づくりになっていて、そんな人柄が見事にお部屋にも表れているような気がします。

 

まとめ

まだまだ、小説部門やモノトライブ部門など、語りたい部屋がたくさんありすぎますが。
ブログはこれからも続くのであまり出し過ぎず、ここらへんで。

「部屋」とは、意識しないうちに情報量が多く含まれていて、ふと見てみると性格や心情がよーく出ていると思います。

最近うまくいかないな?とか疲れがとれないな?なんて時にも、
日頃過ごすことの多いスペースについて目を向けると自分と向き合える時間にもなると思います。

長く、暑苦しく語ってしまいましたがここまで読んでいただき感謝します。
ありがとうございました〜!

この記事を書いたのは

DESIGNER

小枝 沙織

小技をきかす小枝です。
生活にかかわるすべてのモノコトに対してていねいに。
日本のおだし文化で育ったからこそ、
見えない素材も大切にかんじ、ゆっくりじっくり表現します。

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