こんにちは。アートディレクター / デザイナーの河合(スティーブ)です。
先週のブログでもお伝えしましたが、モノトライブの今年のてぬぐいは干支にちなんだ「虎てぬぐい」です!
今回のブログは「制作のウラガワ」なので、コンセプトから図案化に至るまでの経緯をお話ししたいと思っています。
てぬぐいのコンセプト
「虎柄のトラ」
普通のこと言ってるな!と思われると思いますが、その普通を少し工夫してみました。
遠くから見ると一般的な虎柄なのですが、近くで見ると虎の群れが虎柄自体を構成しているようにしました。
遠くから見ても虎、近くから見ても虎。ミクロの視点とマクロの視点を大切にするモノトライブならではの捉え方です!(……っぽく言ってみる)
イラストのテイスト
今年の年賀状『フィーリン』でも活躍した“絵の描けるディレクター”レイチェル小笠原に、奇妙な虎を描いてもらいました。虎柄に落書きしたようなイメージで虎を書き込んでもらいたかったので、原寸で出した虎柄に実際にペンで書いてもらいました。なるべく手描きのニュアンスを残せるようデータ化してもらいました。
レイチェルより↓↓↓↓↓↓
虎柄のなだらかな曲線に沿って、ゆらゆらした ゆるい雰囲気を意識して虎たちを描きました。
スペースも限られていたため、虎の要素やパーツをどこまで描き込むか、いろいろなテイストを検証しながら仕上げていきました。
その結果、「虎だ!」と認識するには、虎の模様に加え、ちょっと大きめの鼻と牙があればそう見えることがわかり、この部分は意識して描き上げています。
そういった発見も楽しみながら仕上げることができました。
1匹だけ、来年のことを考慮した
虎の威を借るウサギ
を描いています!是非探してみてくださいね!
てぬぐいをてぬぐいだけで終わらせない!
「身の回りにあるものを虎柄に」
てぬぐいは「拭いてもすぐ乾く」など機能性も優れものですが、手を拭うためのものでは最早ありません!
ティッシュ箱や包みなどとしても活用できるため、このてぬぐいを使えば自分の身の回りのものを虎柄にさくっと変化させることができます。
災害時の手ぬぐいの使用方法などもあり、黄&黒の警戒色のように目立つ虎柄はぴったりかもしれません。
このような「てぬぐいの活用法」も別紙でまとめてみました。ぜひご一読いただき、実際に試して楽しんでいただけたらと思います!
「他にもこんな楽しみ方あるよ!」など新たな手ぬぐいの活用法があればぜひ教えてください。
「手ぬぐいをまだもらっていないよ!」「欲しい!」の声も、モノトライブまでおよせください。
スペック
大きさ:90×30 cm
素材:金巾
染め:注染
イラスト制作期間:約1週間
ご協力いただいたパートナー:神野織物株式会社さま
この記事を書いたのは
ART DIRECTOR, DESIGNER
河合 慶之
ほんのひと匙のお砂糖のようなデザインを
ほんのひと匙のお砂糖があるだけで
苦い薬も飲めるのよ
ほんのひと匙のお砂糖があるだけで
苦い薬も 簡単に飲める
なんとも愉快な方法で
(メリー・ポピンズ)
そんなひと匙のお砂糖のようなデザインを目指しています。
でも、コーヒーはブラックと決めています。
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